保育園で親とバイバイ出来ないのは親のせい??
- 保育園で親から離れられない子供
- 本当に親のせい?
- とりあえず子供と会話してみることに
- 母子分離不安とは
- 保育士さんは何が言いたかったのか?
- その後、保育園で少しざわざわ…
- まとめ:保育園で親とバイバイ出来ないのは親のせい??
保育園で親から離れられない子供
この前、嫁から次の話を聞きました。
年明け、久しぶりに子供を保育園に預けに行った際に、寂しさから子供(4歳)が泣き出して離れなくなったそうです。
すると、年配の保育士の方から、「こうなるのは親のせいでもあるからねぇ」と言われたそうです。
嫁は、違和感と悔しさを感じながらも反論出来ず、受け流したそうですが、モヤモヤして悩んでました。
うーん…考えてみよう。
本当に親のせい?
まず、状況・状態を整理してみます。
- 子供について
- 人が大好き
(あんまりオモチャで遊ばない) - 以前から離れるのをイヤがる
- 甘えん坊
- 保育園にいる間は親のことを忘れて楽しんでいる
(担任談) - 私たち親について
- 離れられないことに対して特に何もしていない
(「お母さん仕事だから!」と言うぐらい) - 特に問題視していない
うん、甘えん坊の子供に特別何もしていない親って感じ。
やっぱり親のせいか…いや、わからんやろ!
正確には、親のせいもあるかもですけど、子供の特性もあるんじゃないかなぁと。
でも、なかなか離れてくれなくて、子供も悲しく、親も困る…なんとかしたいなぁ。
どうしたらいいんだろう…。
とりあえず子供と会話してみることに
とりあえず子供と話してみました。
すると、「お母さんが大好きだから離れるのが寂しいの…」とのこと。
うんうん、保育園がイヤというわけではないのね。
そして、「保育園楽しいよね」「家にいる時にいっぱい遊ぼうよ」「お母さんはお仕事でみんなを助けてるから」と話してみると、「うん…わかった」とのこと。
私「じゃあ、明日は泣かずにお母さんとバイバイしてみようね」
子供「うん」
いい感じで会話終了。
そして、後日仕事から帰ると、「お父さん!泣かずにお母さんとバイバイ出来たよ!」と、子供が嬉しそうに駆け寄ってきました。
よかった。どうやら上手くいったみたい。
母子分離不安とは
この件について調べてみると、「母子分離不安」という言葉が出てきました。
愛着のある人物や場所から離れることに対し不安を感じることの心理学用語である。生後6か月から3歳までの児童には一般的にみられる兆候であり病的なものとみなすべきではない。
Wikipediaでは障害のこととして書かれていますが、一般的に3歳ぐらいまでは普通に起こり得ることであり、そのことを「母子分離不安」と呼ぶようです。
逆に、18歳未満の児童・青年にこれらの兆候が最低4週間持続したら要注意だそうです。
児童とは一般的に6歳以上。
うちの子は4歳なのでまだ全然大丈夫と思います。
やっぱり普通に起こり得ることなんですよね。
とは言え、個人差も大きいと思います。
特に何もしなくてもバイバイ出来る子もいますしね。
うちの二女(1歳)なんか、保育園に連れていくと喜んで走って行って、こっちも見ずに手だけでバイバイしてくるし…こっちが寂しいわ(笑)
「一般的に」という視点も大切ですが、「個人の特性」を見てあげることも大切ですよね。
保育士さんは何が言いたかったのか?
さて、ではこの保育士さんは何が言いたかったのか?
「親失格だな」と言いたかったのか?
「親が出来ることもあるからね」と言いたかったのか??
正直、これもわかりません。
でも、事実として親が出来ることはあったので、これは保育士さんからのアドバイスと受け取る方がいいですよね。
言い方はさておき、この件を我が家にとってプラスに出来たのでよかったです。
感謝ですね。
その後、保育園で少しざわざわ…
この件、そこで終わりだったらよかったのですが、嫁がこの出来事を連絡帳に書いたがために、保育園で少しざわつきました。
担任の先生は、
「全然大丈夫ですよ」
「そのうち出来るようになりますよ」
と、言ってくれて嫁は落ち着いたのですが、担任の先生はこれを問題視したらしく、
「この件を保育園で共有して良いですか?」
と聞かれたそうです。
そんな大事にしたくないので…ということで断ったらしいのですが、結局話が広がり、他の先生の耳にも入っていったみたいです。
その後、特に何事もなくいつもの日常に戻ったみたいですが、「親のせい」と言った保育士さんはどう思っているのだろうか…。
あまり気にしていなければいいけどなぁ。
まとめ:保育園で親とバイバイ出来ないのは親のせい??
いかがだったでしょうか。
保育園で親から離れられないというのは、一般的のも起こり得ることです。
でも、「こうなるのは当たり前」として何もしないよりも、親と子供で向き合って、会話していくということも大切だと学びました。
決して悪いことでは無いので、怒るのではなく、子供と一緒に理解し受け入れていきたいですね。
ただ、親というのは子育てにいつも不安を抱えていると思います。
そういう状態の人が、他人から「あなたのせい」みたいなことを言われると、精神的にとても不安定になってしまいます。
最後に、ネットで見つけた以下の保育士さんの言葉を紹介します。
「保育園に行きたくないというのは、おうちでお母さんとの関係がとてもいいという証拠ですよ」
救われますね♪