【問いかけ型教育】「どうしたら良いと思う?」はダメ?!【育児】
どうも~育児について勉強中のRyuです。
みなさんは子供に対し「問いかけ」をしていますか?
「どうしたの?」とか、「何がしたいの?」とか。
今回は、この「問いかけ」でありがちな「どうしたら良いと思う?」はダメ!というお話をしたいと思います。
- 問いかけ型教育とは
- 「どうしたら良いと思う?」はダメな理由
- 子供にとっての「正解」は「自分で考えること」
- うちの子は…
- 部下育成でも同じ
- まとめ:【問いかけ型教育】「どうしたら良いと思う?」はダメ?!【育児】
問いかけ型教育とは
問いかけ型教育とは、「どうしたの?」など、子供に対し問いかける教育です。
これは、子供の考え、気持ちを引き出す手法ですが、一方で、子供に考えさせる手段でもあります。
問いかけ型教育を行うと、
- 自分で考える子供
- 考えを表現できる子供
になると言われています。
じゃあ、とにかく何でも問いかければ良いのか??
「どうしたら良いと思う?」はダメな理由
実は、使ってはいけない言葉があるんです。
その一つが、「どうしたら良いと思う?」です。
理由は、
「どうしたら正解か?という問いかけだから」です。
「どうしたら良いと思う?」と聞かれると、無意識に「正解を言わなければ」と思ってしまうんです。
これでは、自由な考えや発想は生まれにくいですよね。
大切なのは、「自分がどうしたいか」「自分がどう考えるか」であって、正解することではないのです。
では、どう問いかけるのが良いのか?
それは、
「どうしたいの?」
です。
これであれば、子供の考えを引き出すことが出来ますね。
子供にとっての「正解」は「自分で考えること」
「正解」とは、「正しい解答」という意味です。
正解することに意味が無いとは言いません。
結果を求められる社会では、無視できませんからね…。
しかし、子供にとってはどうでしょうか。
「今は別に間違っててもいい」と思いませんか??
私は、「子供のころの間違いは後から正せばいい」と思っています。
「知ること」はいつだって可能なのですから。
それよりも大変なのが「考えること」です。
「考えること」は訓練が必要です。
一朝一夕では身につかないんですよね。
そのため、子供にとっての正解は「自分で考えること」なのです。
考える習慣が身につけば発想力が鍛えられ、正解だけでなく、新たなアイデアが生まれたりします。
考えることを習慣化するために、子供には「正解/不正解」を問わずに、いっぱい考えてもらいましょう♪
うちの子は…
うちには4歳の娘がいますが、わざといろんなことを問いかけています。
例えば、
「どうして雨の日は滑って転んじゃうんだろうねぇ。」と聞くと、
「知ってるよ。水が柔らかいからだよ。」
って教えてくれました。
「どうしてそう思うの?」と聞いたら、
「うーん…だって、お風呂の泡は柔らかくて滑るからそう思った。」とのこと。
本当は摩擦係数が小さくなると滑りやすくなるんですが、そんなのどうでもいいですよね。
すごい褒めてあげたら、得意げな顔で笑っていました。
こんなことを繰り返しているためか、娘が何かを考えたり、思いついたりすると、喜んで説明してくれるようになっています。
(だいたい間違っていますが 笑)
保育園でもいろいろと提案しているらしく、生活発表会の一部演出を提案して採用されたんだとか。
部下育成でも同じ
さて、今回記事にした内容ですが、実は会社の研修で教えてもらったことなのです。
「部下を理解する」という内容の研修でしたが、講師の方がとてもおもしろい方で、個人的に意見交換をさせていただきました。
そんな中で、「使わないようにしている言葉」として教えていただいたのが、「どうしたら良いと思う?」でした。
普通に使っていたので、とても驚いたのを覚えています。
こういうことがあるから、有識者と話をするのはおもしろいんですよね。
まとめ:【問いかけ型教育】「どうしたら良いと思う?」はダメ?!【育児】
いかがだったでしょうか?
今回は、子供への「問いかけ」で使われがちな、「どうしたら良いと思う?はダメ」というお話をしました。
「どうしたら良いか?」には、「正解は何か?」という意味と捉えることができます。
これにより、子供は「正解は何か?」と考えてしまい、自由な考えや発想が阻害されてしまいます。
問いかける際は、「どうしたいの?」など、子供の考えを聞くようにしましょう。
子供のころは、正解に辿り着くための「考える力」を磨くことが先決です。
結果を出すのは大人になってからでいいと思います。
参考になれば幸いです。
また育児の勉強をして「これいいな」と思ったら紹介したいと思います。