子供を何回も褒める!「出来て当たり前」はすごいこと【マズローの欲求】
どうも~育児と生活のバランスを考えるRyuです。
子供から「ママ(パパ)見て~できた~」とよく言われませんか?
「トイレ」に「着替え」、「食事」など、子供は褒めてほしくてしょうがないんですよね。
今回は、子供を褒め続けることの大切さについて語りたいと思います。
- 何回も褒める
- マズローの欲求とは
- 自分で考えて行動する子供に育てるには
- 「出来て当たり前」はすごいこと
- マナーやしつけは別
- まとめ:子供を何回も褒める!「出来て当たり前」はすごいこと【マズローの欲求】
何回も褒める
褒めて褒めて~と子供が言ってきたら、最初は「えらいね~よくできたね!」と褒めますよね。
でも、次第に「出来て当たり前」と思うようになり、褒めるのをやめてしまっていませんか?
これは、子供に対してはもちろん、大人に対しても良くないことです。
毎日ご飯を作ってくれるお母さん、いつも遊んでくれるお父さん。
別に褒められたり感謝されたくてやっているわけではないけど、「ありがとう」と言ってもらえると、うれしいですよね。
これは何回だって同じだし、褒められたり感謝されることが続ける原動力になります。
人間、やっぱり褒められたり、感謝されたりしたいものです。
そう、これは「承認欲求」です。
欲求については、マズローの欲求(定理)が有名ですね。
マズローの欲求とは
マズローの欲求とは、人間の欲求を5段階に分けて理論化したものです。
出典:画像のみ 『ウィキペディア(Wikipedia)』の「自己実現理論」から
自己実現欲求 | 自分の力で何かを成し遂げたいと思う欲求 |
承認欲求 | 周囲から価値があると認められたいと思う欲求 |
社会的欲求 | 社会への所属を求めたり、他人に受け入れられたいと思う欲求 |
安全の欲求 | 安全・安心を満たすことであり、健康や事故防止を求める欲求 |
生理的欲求 | 生命維持に必要な食事や睡眠などの欲求 |
これらを子供に当てはめると、以下のような感じかなと思います。
- 自己実現欲求 ⇒ 将来○○になりたい、○○が出来るようになりたい
- 承認欲求 ⇒ 出来たことを褒められたい
- 社会的欲求 ⇒ 家族や友達に自分を認識してもらいたい
- 安全の欲求 ⇒ ママ・パパと一緒にいたい(安心できる場所)
- 生理的欲求 ⇒ お腹すいた、眠たい
マズローの欲求では、下から順番に満たしていく必要があるとされています。
例えば、お腹が空いていたり、眠たい状態では、ママ・パパと一緒にいることを求めないのです。
自分で考えて行動する子供に育てるには
さて、あなたは子供をどのような人間に育てたいですか??
「真面目な子」「誠実な子」「活発な子」
いろいろあると思いますが、「自ら考え行動する子」に育てたい場合は、承認欲求を満たしてあげる必要があります。
「自ら考え行動する」のは自己実現欲求ですので、その一つ下の承認欲求を満たし続けることが大切です。
この承認欲求を満たすというのが、「褒める」ということですね。
しかも1回ではなく、毎回褒めてあげることで、承認欲求が満たされ、自己実現への道を歩み始めるのです。
何回も褒めてあげましょう♪
なお、これは大人も同じ話です。
会社で、よく「今年の目標を立てろ!」と言われたりしますが、これは自己実現欲求の領域ですので、そもそも承認欲求が満たされていない人には難しいものです。
日ごろやっている仕事が認められて、初めてちゃんと自分の目標を考えられるようになります。
「お前は仕事があまり出来ていないからちゃんと目標を立てろ」というのは無茶な話だったりするのです。
「出来て当たり前」はすごいこと
人は、「出来て当たり前」と思うと、褒める気持ちになりません。
でも、それは本当に褒めるに値しないことでしょうか?
確かに、2回目以降は前例があるためすごいことに思えないかもしれません。
でも、どんなことでも、「継続して続けること」「失敗せずに出来ること」はすごいことです。
(心当たりありませんか?)
「出来て当たり前」と思わないようにするためには以下の思考が必要です。
まず、子供を見る際に自分を基準に考えないことです。
自分を基準にしてしまうと、大抵のことが「出来て当たり前」になります。
この「自分を基準にする」という考えは、無意識で行われることが多いです。
そのため、意識して回避しましょう。
また、他の子供と比べるのもNGです。
「あの子も出来ている」「あの子の方が上手」と思ったら、褒められませんよね…。
子供を見る際は、その子自体を見てあげましょう。
自分でもなく、他の子供でもなく。
その子にとっては、同じことでも、毎回嬉しくて毎回褒めてほしいのです。
マナーやしつけは別
さて、子供の承認欲求を満たす際に、気をつけたいこともあります。
それは、「マナーやしつけはちゃんとやろう」ということです。
「欲求を満たす」は「甘やかす」ではないということですね。
マナーを教えたり、しつけをする時は、ちゃんと叱って、ガマンもさせましょう。
「教える」という行為については、教える側(親)が主体となっていいのです。
ただし、単に叱るだけではなく、出来ていることについては褒めてあげましょうね。
まとめ:子供を何回も褒める!「出来て当たり前」はすごいこと【マズローの欲求】
いかがだったでしょうか。
今回は、「子供を褒める」ということをテーマにしました。
正直、子供の欲求には終わりはないし、面倒…と感じる人も多いと思います。
でも、マズローの欲求を見てわかるとおり、欲求の先には「自己実現」があります。
「自分で考えて、自分で行動する」
様々な経験を経て子供から大人になるので、「欲求を満たす」という経験を多くさせて、自ら考え成長する人間に育てたいですね。
参考になれば幸いです。
毎日一歩ずつ。日進一歩。